スペシャル対談 ものづくりを考える VOL.1

prev

next

篠原紙工から見た明祥

工藤
篠原さんから見た明祥って、どんな感じですか?たくさんの印刷会社と付き合いがあると思いますが。
篠原
色々な印刷会社さんとお付き合いしていますが、何と表現していいかわからないけど、明祥さんみたいな会社はあまりないかなと思います。
工藤
「明祥さんみたいな会社」って、どんな会社ですか?
篠原
例えば、こんな「かみとあそぼ」というイベントをやるなんて、この規模で実際にやる所はないですよ。
僕が「こういうふうにしたいな」と色々話したことと、すごく似ているというか、もう既にやっているというか。そういう会社は本当に無いですよね。

img01

img02

工藤
何だろうな、なんでやりたかったんだろうな…。
篠原
僕があんなことをやりたい、こんなことをやりたいと言うと、周りからすると、異端児扱いなんですよ。「変わっている」という感じなんですよね。
工藤
私は、そんなふうに思わない。
篠原
でも、工藤さんを見ると、僕が考えていることも既にやっていたりするから。
工藤
俺も異端児になりたいね。「異端児」と呼ばれたい俺も(笑)。
篠原
呼ばれますよ(笑)。
工藤
カッコいいじゃないですか、異端児。でも、子供は異端児であってほしいですよね。
篠原
僕もそう思います。
工藤
私はすごく偏った子供観があるので、何でもオッケーなんですよね。ただ、電車の中とか新幹線の中で走り回るとか、そういうのはダメなんですよ。そういうことではなくて、今の親はすごく規制するじゃないですか。子供の行動範囲とか、やっていいこと悪いことを。そういうのがすごくイヤだなと思って、それが日本を悪くしているなという気がするんです。
クリエイティブな発想力のない親が、子供をどんどんつまらない人間にさせているというか、そうじゃなくて、もっと自由に好きなことをさせればいいと思うんですよね。あとは、本質的には、子供と遊びたいという、ただそれだけなんですけど(笑)。ぜひ、時間があれば「かみとあそぼ」に来てくださいよ。

img03

篠原
面白いですね。ぜひ参加させていただきます。
工藤
どれだけ来るかわかりませんけど、輪が広がっていけば、全然違う人が講師になって、子供たちに何か教えるプログラムとか、色々なものが開発されれば、「あそこは毎週やっているよね」という感じも、もしかしたらできるかもしれないし、ネットワークが広がっていけばいいなと思っています。

img04

対談を終えて

今回の対談で、「製本でお客様に感動をあたえたい」という篠原社長の強い思いを感じることができました。
篠原社長が職人として過ごした経験や築き上げた技術力が、提案型のものづくりを支えているのだと知ることができ、
可能性から考える姿勢が、ものづくりの可能性を広げる第一歩だと教わった気がします。
印刷と製本と工程は違えど同じ業界のものとして、篠原社長の秘話をお聞きすることができ大変勉強になりました。
今後も製本業界を牽引する会社として、篠原社長のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

prev

next

明祥サービスサイト まるサポ.com